ある相続手続

2007.02.21 ブログ

今お受けしている相続手続について、何とか解決の目処が立ちそうです。
この件は、昨年１１月に着手した案件です。これまで３回出張し、各関係者と面談して参りました。先日の１９日２０日には家庭裁判所、不動産業者、司法書士とも相談し、親戚関係者との調整の結果、解決に向かって前進する方法が確定しました。
余り詳しくは書き込めないのですが、この相続トラブルは、ご主人が死亡しても何の相続手続をせず、住宅ローンや預金口座の名義すら放置している間に、父親が死亡、嫁が家出して失踪、母親が入院、子どもは全員未成年である事で、子供たちが住んでいる家を競売にかけられ追い出されると、親戚から相談があったものです。
相続に関して何も知らないからと言って、何もしないと言う事は、言い訳にしてもらえません。問題が大きくなるだけのようです。家庭裁判所も決して弱いものの味方ではなく、知らない事を良く理解できると言ってくれましたが、救ってくれる事はありませんでした。
相続が発生した場合は、相続税の有無にかかわらず、正しい相続手続を済ませるようお勧めします。