銀行の新規口座開設ができない

2007.06.16 日記・コラム・つぶやき

年配のあるご婦人から高額医療費について質問され案内するうちに、銀行口座が必要になり、昨日三井住友銀行へ身分証明書などを持参して出向きました。当然委任状も持参の上です。
今回びっくりしたことが、本人が来店しなければ、口座開設に一切応じられないとの返事でした。
個人情報保護法やマネーロンダリングでの対応では、行き過ぎの感じを受けましたので、正当な理由を教えて欲しいと申し出ましたが、当行では「本人に限る」との一点張りです。トラブルを好まないので、郵便での口座開設の方法をすることにしましたが、なんとなく不愉快な感じを受けたまま午後の予定先へ参りました。
今回、口座の開設が１週間以上ずれ込む事で、高額医療費補助を受給するのが１か月ずれる事になります。本人がもともと銀行口座をもっていなかったこともあり、当日の口座開設を諦めた次第です。
今後の事として、足の不自由な人や、交通機関が不便で銀行へ出向くことができない人は、銀行の取引が出来ない事になります。このことを金融庁や銀行関係者の方に考慮いただきたいと思います。
なお、この処置については金融庁の指導によるとの銀行側回答でしたので、金融庁にももの申したい心境です。
今でも納得できない事件でした。