成年後見人・任意後見人

2019.04.05 終活

成年後見人には、①弁護士、司法書士、社会福祉士などの専門職の成年後見人　②親族がなる成年後見人　③社会福祉協議会が認定する「市民後見人」　④判断能力が十分な内に自分で決めた「任意後見人」があります。全て家庭裁判所が決めます。
①は当然有償です。月額５万円前後が一般的でしょうか。多くが①に集中して満杯のようです。
②は無償が多いようですが、負担も多いので有償でも可能です。しかし親族であるが故に後見人の私的流用が散見されたことも。
③はボランティア活動なので、報酬が払えない人が社会福祉協議会を経由して申立てが可能です。（私も市民後見人バンクに登録済みです）
④は、以前から終活の一環として私はお勧めしています。自身が判断能力が十分な内に公正証書を作成して成年後見人を決めておくのです。これが一番良いと思うのですが、まだまだ広がりが少ない感じです。
全体的に「成年後見人」制度の認知度が低いのが現実ですが、ますます重要性が大きくなると思います。